前回に引き続き、今回も中国出身のマッサーインタビューをお送りします。
yattyaikenaifw.hatenablog.com前回記事
以前の記事で紹介したマッサーは来日20年以上の方でしたが、今回は日本わずか在住1年の方。
彼女はなぜ日本にやってきて、マッサーを始めたのでしょうか。
イメージ画像。中国出身の女性が働いているマッサージ店は山ほどある
聞き取り文字起こし
調査協力者
中国・北京出身 Dさん
現在、京王線沿線のマッサージ店勤務
30代と思われる
マッサージ店勤務1年
――なぜ日本に来たのですか?
D:旦那の仕事。1年前に来た
――にもかかわらず、日本語お上手ですね
D:旦那と北京で暮らしてる時、旦那は中国語を勉強して、
私は日本語を勉強してた
――旦那さんは日本人?
D:そう
――旦那さんは何してる人?
D:サラリーマン。北京に仕事で来てる時に出会った。
旦那が日本に帰るまでは北京で一緒に暮らしていた
――旦那さんは何歳?
D:30代半ば
――日本はどう?
D:いい。旦那と愛し合ってるから生活は楽しい
旅行も少ししたけど、沖縄はよかった
――中国に帰る気は?
D:いまのところはない。旦那が日本で仕事してるし、しばらくは日本で暮らす
――ちなみにあなたは何歳?
D:秘密
――子供は?
D:いないけどほしい。毎晩頑張ってる。
やりすぎで子どもができないのかも
――やりすぎで子どもができない?
D:ははは(笑)
――子どもができたら、旦那さんともやれなくなっちゃいますよ
D:赤ちゃんのうちは見られても大丈夫
――マッサージはなぜ始めた?
D:知り合いが教えてくれた
――北京に住んでるときもマッサージをしていたのですか?
D:してない。北京ではそもそも仕事をしてなかった
――この店以外でマッサージをやってる?
D:この店だけ
――マッサージをすることに旦那さんは反発していない?
D:してない。なぜ反発するのか?
――見ず知らずの男の身体を触るのだから、嫌なのでは?
D:私はタオルの上からマッサージをするだけで、それ以上のことを客にはしない。中にはヤバいことをするマッサーもいるけど
※Dさんは全裸の客の背中にタオルを被せ、その上からマッサージを行います
――この仕事は忙しい?
D:すごく暇。アンタが今日初めて
今回のまとめ
Dさんの場合、
①故郷の北京にて、日本人男性と出会い結婚する
②夫の帰国を機に来日
③知人の紹介でマッサージ店勤務を開始
というプロセスで現在に至っているようです。
来日後、知人(おそらく同郷の方と思われる)にマッサーのお仕事を勧められたんだとか。
以前の調査で「マッサージの仕事はバイトのようにできる」とのコメントを紹介しましたが、マッサージは初来日のDさんでも楽に始められる仕事だったのかもしれません。
ただ、聞くところによるとお客さんは相当少ないそう。
経営がどのようにして成り立っているのか、今後の注目ポイントと言えるかもしれません。