お久しぶりです。ASUKAです。
皆さんは吉原という地名を聞いたことがありますか?
吉原は、東京都台東区(※)にある、日本有数のソープランド街のある地域。
江戸時代は男女の愛の社交場だったそうですが、
今では、冴えないオッサンのオアシスと考えられています(!?)。
※東京都台東区千束四丁目を中心とした地域の通称が「吉原」となっています。
公的に「東京都台東区吉原」という地名は存在しません
そんな吉原で、お祭りが行われるという情報を発見。
果たして、ソープ街で行われる祭りとは果たしてどんなものなのか――
未知なるレポートをお送りします。
吉原のお神輿大会レポート
到着早々、衝撃の様子
ASUKAが到着したとき、
ちょうどお神輿はソープ・ケープエンジェルの目の前を通っていました。
お店の出入り口からは、
香水と消毒液が混ざった匂いを感じます。
大通りに突入
その後、一行は大通りに。
ソレイユ、マキシム、石亭本店、Ascotなどの
ソープに気を留めることなく全身を続けます。
神輿の周辺にいるのは、100人ほどの老若男女。
ここで強調しておきたいことが、
小学生くらいの少年少女や、赤ちゃんもいるということ。
この街では、キッズたちもエッチなお店と隣り合わせで生きているようです。
ボーイも見学
Aile D'oreのボーイも見せの前に出て、お神輿を見ています。
真顔で見物している人もいれば、
微笑んで写真を撮っている人も。
また、写真は撮れませんでしたが、
ソープの出入り口の前に立って神輿を見ている女性が1名おりました。
もしかすると、待機中の泡姫だったのかもしれません。
女性のみでお神輿担ぎ
途中、お神輿の担ぎ手が男性から女性オンリーに。
女子たちの中には、法被ではなく着物を着ている方も。
もしかすると、お店の経営者?
それ以外の方も、美人さんが多いような気が……。
40代や50代と思わしき方も、しっかりお化粧が多いのが印象的。
もしかしたら、この中にお姫様もいるのでしょうか。
ちなみに、明らかに普通の住民とみられる方もいらっしゃいました。
伝説の門でフィニッシュ
女性たちが担いだまま、お神輿はよし原大門に到着。
一連のお神輿大会は終了のようです。
ちなみに、よし原大門は、かつて吉原の象徴的な門だったようで、
映画『吉原炎上』でも印象深く描かれていました。
主催者の音頭による手締めを参加者全員がして、拍手が巻き起こります。
参加者にはビールやポカリスエットが配られ、
顔の知れた者と記念撮影をする方々も。
まさに‟普通の神輿大会”です。
吉原の神輿大会に参加(!?)してみて
ASUKAが気づいた吉原のお神輿大会の特徴&考察をまとめるとこんな感じ
●女性比率が高い気がする(男女半々くらい)。また、女性だけで神輿を担ぐ場面もあった➡この神輿大会を見学する直前、
僕は浅草神社の浅草三社祭のお神輿も見ているのですが、
こちらの中心的参加者の多くは男性中心でした。
比較対象が少ないため、何とも言えないのですが、
女性比率が高いこと、女性が神輿の中心的担ぎ手になるという事象は、
常に女性が地場産業で大きな役割を果たしてきた吉原の特性を表しているのかもしれません。
ただし、女性の活躍率が高い神輿大会は、
日本全国に数え切れないほどありそうなわけで、
これが特筆すべき事項かと問われると、そこまででもないように思います。
●家族連れやキッズの参加者もいた
➡ベビーカーを引きながらお神輿とともに行進をしている家族や、
小中学生のみで参加しているような方々も見受けられました。
彼ら彼女らは、ソープ街を何のためらいもなく通り過ぎていますが、
おそらくこれが、吉原で生活している人の日常なのでしょう。
ちなみに、吉原にはソープ街のすぐ近くに公園や病院などがあります。
この事実に否定的な意見もあるのかもしれませんが、
多くの住民の方々にとって、
ソープ街は日常の一風景にすぎないのではと考察します。
●意外と普通のお神輿大会だった
➡風俗店街を通るという点では特異な吉原のお神輿大会ですが、
それ以外の点はごく普通でした。
まとめ
「吉原=普通の人が入れないほどの風俗街」という、
ある種の偏見が、約1時間のフィールドワークで覆されました。
ただし、今回、僕は参加者の方々、住民の方々
吉原で生産業に従事する方々に話をうかがったわけではなく、
何とも言えない点がまだまだ多いです。
・吉原の住民の方々は、ソープ街やそこで働く人をどう思っているのか?
・吉原で生活する人々は、吉原には愛着を持っているのか?
・幼少期から吉原で育ってきた方は、性産業についてどのような印象を持っているのか?
などなど、知りたいことがたくさん。
もしかすると、吉原フィールドワーク第2弾があるかもしれません。
こうご期待(!?)。