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やっちゃいけないフィールドワーク

ホームレス、リストカット、風俗、自慰行為などなど――。気になってはいるけど、 なかなか人には聞けないモヤモヤ…… そんな世の中の「?」を2人の大学生が解き明かす!?

【連載】国境を超えたマッサージ 第5回 マッサージ店員インタビュー 「中国のどこ出身ですか?」「分からない」

前回前々回に引き続き、今回も中国出身のマッサージ店員さんのお話をお送りします。
計3回続けてきたこのインタビューですが、いつまでやっても際限ないので(このままだと僕が破産します)、とりあえずは今回で一区切りとします。

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世界有数の"眠らない街"渋谷。この街のマッサージ店で働く方に話を聞いた

聞き取り文字起こし

調査協力者
中国北部出身 Eさん
現在、渋谷のマッサージ店勤務
自称21歳
マッサージ店勤務1年

――出身はどちらですか?
E:中国。


―中国のどこ出身ですか?
E:北の方。

――地名は?
E:分からない。

――日本に来た理由は何ですか?
E:マッサージ。

――なんでマッサージを知ったのですか?
E:分からない。

――マッサージ以外の仕事はしていますか?
E:分からない。


――日本に来る前は何をしてましたか?
E:学校行ってた。

――日本はどう?
E:分からない。

――中国に帰る予定は?
E:ない。

今回のまとめ

Eさんはほとんど日本語が分からないようで、あまり意思疎通ができませんでした。
数少ない会話と過去のインタビューとの比較から示唆できる点は以下のポイント。

●学校卒業後、すぐに来日してマッサージ店に勤務する人もいる
Eさんの最終学歴が中学相当なのか高校相当なのかは分かりませんでしたが、コメントを信頼するならば、学校を卒業した後、すぐに日本に来てマッサージを始めたとのこと。
学校卒業後、海外で男性向けマッサージをするなど日本では聞かれないライフコースですが、Eさんのような境遇の方は中国に少なからずいるのかもしれません。
ただ、一方でEさんが仕事内容を知ったうえで来日したかには疑問が残ります。一体全体、店側はいかにしてEさんのような女性をリクルートしているのでしょうか。

●1年間日本に在住しているにもかかわらず日本語能力が低いことから、仕事外では中国人と多くの時間を過ごしていると思われる
大して外国語ができない僕が書く資格はないのですが、Eさんの日本語能力はこれまで話を聞いてきたマッサーに比して高くはないように思えました。この店の店主と思われる人は日本人男性でしたが、他のマッサーはもちろん中国人(店の中で中国語での会話が聞こえました)。Eさんは職場の同僚などに支えられ、日本語が分からずとも、この国で生活を送ることができているのかもしれません

さて、ここまで3回インタビューを試みてきましたが、次回は聞き取りや、その他マッサージ店に通う上で見えてきた論点を整理しようかと思います。

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