やっちゃいけないフィールドワーク

ホームレス、リストカット、風俗、自慰行為などなど――。気になってはいるけど、 なかなか人には聞けないモヤモヤ…… そんな世の中の「?」を2人の大学生が解き明かす!?

【インタビュー】多対多の恋愛=「ポリアモリー」を支持する理由

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ポリアモリー

という恋愛様式をご存知でしょうか。
一般的に、ある人は特定の人のみを恋人にすることが望ましく、
1対多、あるいは多対多の恋愛は社会的にアウトとされています。

ネット社会になってからその傾向が強まっているという見方も。
ベッキー乙武さんもネット上でバシバシ叩かれました。

そんな世の中の流れに反する、斬新的な考えが、
多対多の恋愛を許容するポリアモリーという考え

tabi-labo.com
さすがに「いくらなんでも、それはダメだろ」と口を挟みたくなる恋愛様式ですが、
ポリアモリーを熱烈に支持している人もいるんだとか。
今回は、ポリアモリー・サポーターに対するインタビューをお届けします。

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調査協力者
お名前:Qさん(仮名)
性別:男性
年齢:27歳
職業:メーカー勤務のサラリーマン
趣味:セックス
ライフコース:日本で出生→小学校高学年から高校生まで米国でクラス
→日本の4年生大学に進学→大学卒業後から今に至るまでメーカー勤務の正社員
ASUKA&潤pとの関係:2年前にパーティで潤pが知り合った

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「もしかするとバイセクシャル

潤p(以下、潤):お久しぶりです。

ASUKA(以下、A):初めまして(ASUKAはQさんと顔を合わせるのが初めて)。

Qさん(以下、Q):こんにちは。今日は呼んでくれてありがとう。

:最初に確認しておきたいのですが、
Qさんの恋愛対象性別は女性ということでいいんですよね?

Q:大学生になって以降、恋愛感情を抱いた人の性別は全員女性です。
ただ、小学校高学年から中学校にかけて、
男子を見て勃起したり、本当に好きになってしまったことがあるので、
もしかすると自分はバイセクシャルなのかなとも思います

:すいません。デリケートなことを聞いてしまって。

Q:いや、匿名だから全然いいよ。

2人の女性を同時に愛した経験

:では、本題に入っていきます。Qさんは多対多の恋愛、
つまりポリアモリーを熱烈に支持しているそうなのですが、それはなぜですか?

Q:数年前、自分には交際関係にある女性・B子さんがいました
当然、自分はB子さんのことを愛していました。
しかしあるとき、
僕は別の女性・C美さんにも恋愛感情を抱いてしまったんです。
本当に、愛が爆発しそうになってしまいました。ヤバかったです。
僕はC美さんに告白をし、セックスを迫ったのですが、
C美さんは「私もあなたが好き。
でも、B子さんと付き合っているあなたと関係を持つことはできない」と答えました。
また、B子さんにこの感情を吐露したところ、僕は振られてしまいました。
それ以降、私はポリアモリーを信仰しています。まぁ、実践に移せてはいませんが。

A:しかし、Bさんの言うことは当然のように思えます。
一般的に、1人が複数の人と恋愛関係になることは、許容されていません。

Q:確かに社会的にそのような考えは根強いです。
しかし、あの時の僕は、
B子さんのことも100%愛していたし、C美さんのことも100%愛していたんです。

A:仮に1対多の恋愛が成立した場合、B子さんとC美さんは不満なのでは?

Q:その不満は、社会によって作られているものだと思います。
1対1の恋愛以外は認められない社会だからこそ、
そこからズレた恋愛に陥ってしまった人は悲しむのです。
もっと言うと、僕はB子さんやC美さんだって、
僕以外の人を愛しても構わないと思いました。
「僕はB子、C美と付き合うし、セックスもする。
B子もC美も僕と、いろんな人と関係を持っていいよ」
というスタンスです。
A:となると、Qさんは結婚なども考えてない?

Q:そうですね。
多くの欧米諸国同様、日本では1対多、あるいは多対多の結婚が認められていません。
そのような環境では、結婚する気にはなれませんね。

ポリアモリーが認められるために

:Qさんの理想・ポリアモリーが認められる社会を実現するためには、何が必要だと思いますか?

Q:潤pくんとASUKAさんがよく言っているように、
皆が常識を疑う必要があると思います。
1対1の恋愛がよしとされている社会ですが、
なぜ1対1が望ましいのかと問うと、明確な答えは出てきません。
むしろ、多対多のほうが生物的ともいえるのではないでしょうか。
動物たちを見てください。バシバシとカマしまくっています。
もともと、道徳や規範というのは、
人々の生をより良いものにするために作られたと思うのですが、
現在はそれらが強くなりすぎてしまって、
逆に皆を縛ってしまっている

恋愛に限られた話ではありませんが、
ポリアモリー的な発送をすること自体、許されなくなってしまっているのです。
繰り返しになりますが、
社会の構成員一人ひとりが既存の「当たり前」に対して
「Why?」の心を持つことが重要です。

:いやあ。熱いですね!

Q:そうかな(笑)。

A:最後に、Qさんにとって、「愛」とはなんですか?

Q:「愛」とは心の交換です。
僕はセックスを神聖なものと捉えているのですが、
なぜかというと「心の交換」があるからです。
2人で行為をしていると、まるで相手の心を手に入れ、自分の心を相手に渡したような感覚になる。
そのフィーリングが本当に素晴らしいのです。
僕は人数や性別にかかわらず、愛する人すべてと、
「心の交換」をしていきたいと、強く思っています。
まぁ、正直なところ、あまりにもセックスを神々しいものと捉えるあまり、
最近はセックス依存症になってしまっているのですが(笑)。

A:今日はありがとうございました。