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やっちゃいけないフィールドワーク

ホームレス、リストカット、風俗、自慰行為などなど――。気になってはいるけど、 なかなか人には聞けないモヤモヤ…… そんな世の中の「?」を2人の大学生が解き明かす!?

人の「リストカット」生で見てきた。

潤p ヤバい人へのインタビュー 注目記事

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どうも、潤pです。
前回記事、

にて、リストカットを切望していたDさん(男)から、
ある日とんでもないLINEが

Dテスト終わったら切るので、よかったら見に来てください。

ビビり驚きながら
「了解しました。見に行かせて頂きます。」
と返信するやちゃいけメンバー。

Dさんが切る瞬間を刮目しに行くという、
なんともとんでもない状況レポを今回はお届けします。

 「カットキット」の買い出しから

集合は駅

「カットキット」を購入するところからが
フィールドワークだと思った我々は、
Dさんにお願いして、
一緒に買い物から始めます。

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買うものは、
ガーゼ、消毒液、バンドエイド、そしてカッター

あまりに生々しすぎるものを買っているのに、
なんだか少し嬉しそうなDさん
ショッピングを楽しんでいるように見えます。

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 Dさんがリストカットに憧れる理由

記念すべきDさんにとって初めてのカット。
前回記事でも触れましたが、
Dさんが切る理由とはなんなのか。

辛く厳しい就職活動での経験を2度と忘れないため、
傷という形で身体に刻み込み、
いつでも見て思い出せるようにする

ためです。

 

今回切る場所は肩、
アームカットと言われる行為で、
日常生活で人に見られやすいリストカットではなく、
アームを選びました。

自分自身でその気持ちを完結することが目的の、
あくまでリストカット願望者であるDさんにとって、
アームを選んだのも納得できます。

人生初のカット

P今の気持ちはどうですか?

Dドキドキしてます。切りたいっていう、この衝動に、
やっと終止符が打てる気がしてます。
でも、これでクセになるかもしれない恐怖はあります。

A本当にいいんですか?

Dもちろんです。もう覚悟はしてきています。

 

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動機、今の気持ち等、
もっと掘り下げて聞きたかったところでしたが、
興奮状態にあるDさん

入刀の合図もなく、
カッターを手に取った瞬間、
即座に刃を腕にあてがいはじめました。

Pもう切るんですか!?

アームカットを終えて

アームカットは程なくして終了。 
Dさんの息も上がっています。

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A嬉しいですか?

D嬉しい。感動してます。これまでずっとやってみたかったことができました。

P前のインタビューで、自分は本当のリストカッターとは違うと言っていましたが、今はどんな気持ちですか?

Dやっぱりかなり怖かったです。加減がわからなし、一生残る傷は嫌だったし。あくまでファッションリストカッターとして、こんなもんなんだなってわかりました。

P今回のカットはどんな想いをこめてやったんですか?

D今回の傷は、未来のためのものです。
これからやなことがあるたびに

これをやった俺なら大丈夫だみたいな自信になると思うんです。
俺はお前よりも苦しみを味わったからお前よりも強い人間なんだ。
そんな風に、自信を持てると思うんです。

カットという誰も経験していない特別な経験 

普通の人が経験したことがないことを経験すると、
自分が特別な存在のように感じられて、
自分の自信に繋がる。

なんて自分勝手な考えだと感じるかもしれませんが、
実はこれ、
結構誰にでもある感覚じゃないでしょうか?

人よりもいい成績が欲しい、
人よりも綺麗になりたい
そんな気持ちを裏付ける、
承認欲求のようなものの表れが、

Dさんの中では自己完結的に、
自分の腕に傷を刻むことで
人よりも自分が優れていることを証明する方法なのです。

改めて、方向性は過激でも、
Dさんの心奥底に根をはる意識には、
共感できてしまう点がたくさんあるのです。

 

興奮冷め止まぬ

カット後、お茶をしました。
興奮冷め止まぬDさんに改めて感想を聞きました。

D実際、あの人はこんなこと、やったことないじゃん!

大きな声で近くの卓に座る人を指差し、言うDさん
豹変状態に近く、
非常に興奮されていました。

D時間が経つにつれ、どんどん達成感が湧いてくる。
ヒリヒリする痛みも、気持ちいい。

筋肉痛の後、なんだか気持ちいみたいな感覚です。

もしかしたら、Dさんにとって、
人生の中の大きなターニングポイントになったかもしれないこの瞬間を、
ASUKA潤pは、ただ横で見ていました。

人の自傷行為を見るという、
考えられないような状況にあっても、
それを平然と見ていられるのは、

その奥の動機に、僕らと同じものを抱えているからなのかもしれません。

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