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やっちゃいけないフィールドワーク

ホームレス、リストカット、風俗、自慰行為などなど――。気になってはいるけど、 なかなか人には聞けないモヤモヤ…… そんな世の中の「?」を2人の大学生が解き明かす!?

ホームレスがオリンピック反対集会に集う2つのワケ

ASUKA 注目記事

2016年1月9日、壊された国立競技場跡地のすぐ横で、東京オリンピックに反対する集会が行われました。
題して「新春!反五輪★凧揚げ大会」
(反オリンピックと旗揚げがセットな時点で、割と意味不明ですね)

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主にこの集会に参加するのは野宿者(いわゆるホームレス)と呼ばれる方々だそうですが、彼らはなぜこのようなイベントに足を運ぶのでしょう?
ASUKAと潤pが突撃してきました。

 

集会場(と、いっても道端ですが)に着くと、そこにはざっと30名ほどの参加者。
そのうち約半数は、大晦日炊き出しでお会いした野宿者や支援者の方々。なかには、僕らのことを覚えてくださっている方も。ありがたや。
会場には、いくつかの横断幕が掲げられていました。

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オリンピック おいだしヤメロ

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公園閉めるな

オリンピックで使用する競技施設や、大会開催に伴う街の再開発により、野宿者の生活環境が脅かされると、彼らは主張しています。
宮下公園が封鎖されるなど、安心して眠れる場所が減っている昨今、オリンピックは野宿者にとって悪魔のようなイベントといっても過言ではないのかもしれません。

 

しかし、彼らの集会参加理由は、決してオリンピック開催への嫌悪感だけではありません。
「反五輪」と題されたこの集会では、凧揚げに加えて、カラオケ、餅つきなどが催されていました。
各野宿者は、ラジカセから流れるメロディに合わせて演歌を唄ったり、杵で臼の中にあるもち米をドシドシ叩いたりしていました。なかには、同じ境遇の人や支援者と笑顔で語らっている野宿者も。
そんな彼らの姿は、とても楽しそう……。
集会に顔を出していたアメリカ出身の地学研究者(女性・日本語超ペラペラ)は以下のようにコメントしていました。
「野宿者というと暗いイメージがあるんですけど、彼らは支援者と一緒になって、和気藹々と活動している。こういう光景は、アメリカでは見られませんね」
日々、楽とはいえない生活を送っている彼らにとって、集い、歌い、餅をつくことは、大きな癒しとなっています。そして、その癒しが、明日を生きる糧になっていくはずです。
野宿者は反オリンピックをひとつの「キッカケ」として、仲間や支援者と顔を合わせているのです。

 

野宿者が反オリンピック集会に足を運ぶ理由
・オリンピック開催による生活環境悪化を訴えるため
・仲間や支援者と顔を合わせるため

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