やっちゃいけないフィールドワーク

ホームレス、リストカット、風俗、自慰行為などなど――。気になってはいるけど、 なかなか人には聞けないモヤモヤ…… そんな世の中の「?」を2人の大学生が解き明かす!?

【インタビュー】変人女子大生ブロガー

こんにちは。ASUKAです。
先日、こんなブログを見つけてしまいました。

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管理人は大学4年生のYさん(♀)。
驚嘆に値するのはその内容。ブログ記事のタイトルからして人生エロエロです。
噂の『春画展』に行ってみた。
ストリップを見に行く。
バイブバーでデートしてみた。
シモネタ以外にも、
『UFO学園の秘密』を鑑賞した、皇宮護衛官採用二次試験を受けてみたXVideosに歌ってみたを投稿した、など、常軌を逸した投稿が目立ちます(てか、普通の記事はないwww)。

 

そんなYさんのブログを読んでいたら、気になるワードがいくつか……
六大学野球」……。ASUKA&ペーの大学は六大学野球に加盟してますな。
「チャペルで礼拝」……。ASUKA&ペーの大学にはチャペルがありますわ。
「池袋」……ASUKA&ペーの大学は池袋にありますぜ。
もしやASUKA&ぺーと同じ大学!?
これは、声をかけてみるしかないということで、連絡をしてみたところ、案の定、池袋のキリスト系大学の学生さんでした。いやあ、とんでもない偶然があるもんですねえ。

そんなこんなで、今日は
「華の現役女子大生のYさんは、どうしてオモシロ&エロエロブロガーになってしまったのか!?」
というテーマで実施したインタビュー記事をお送りします。

 

ASUKA:エロネタを含め、奇を衒った記事作りをしているのはなぜでしょう?

 

Yさん:小さいころからマジョリティと距離を置いてきたことが、大きいかな。ブログに記事書くにしても、どこかの集団の規範に準じていないから、やってみたいことを自由にできる。アタシ、昔から周りの人のことを見下してたんだよね。たとえば小学校の図工の時間では、「コイツらの絵、ありきたりでつまらないな」みたいに。大学生になってからは、量産型女子が嫌いになった。先生に認められる絵を書こうとか、みんなと同じようなファッションにしとこうとか、周りの目を自分に内在化して行動を制限してて、つまんないなって思ってた。

 

ASUKA:大多数のなかに入りたいとは思わないんですか?

 

Yさん:うん……。量産型女子大生を批判しつつも、ちょっとだけなりたいとは思ってる。彼女たちはアタシにない自信を持っているから。でも、あの人たちみたいになったら、面白いことをしたり、変わったところに行ったりして、その経験を発信することに、価値を見出さなくなるんだろうなとも思う。まぁ、私はルックスや性格的に、量産型女子大生になれる条件は整っていないんだけどね。はぁ……(ため息)。

 

ぺー:もしよろしければ、Yさんの恋愛経験を教えていただけませんか?

 

Yさん:初めて付き合ったのが、中2の2007年7月25日から翌年5月24日がシンゾウ(以下、完全仮名)。高1から1年半付き合ったのがタロウ。大学1年の春からその年の秋までが、またシンゾウ。受験の情報交換のために会ってたら寄りを戻した。その次が中学の同級生のシゲル。成人式で再会して付き合うようになって、それから10か月くらいで別れた。直近が大学3年から4年の秋までのノブオ。社会人で、サークルの先輩だった。でも、浮気をされてしまった。好きだったんだよなあ。今でもLINEとかしてるんだよねえ。身体の関係も、別れてからも……あるね。

 

ASUKA:常に男性からは愛を注がれてきたように思うのですが、それでも自信を持てないのはなぜですか?

 

Yさん:たまたま付き合ってきた男は「コイツくらいしか引っかかる女いないな」と思ったのかもしれないし……。キラキラしてて可愛くて、ミスコンレベルの子が来たら「私負けちゃうじゃん」っていつも思ってた。

 

ペー:恋の話をしてるときは、フツーの女子大生になりますね。あんなブログをやってる人には見えないです。

 

Yさん:ははは。

 

ASUKA:エロネタが好きになったのはどうしてでしょう?

 

Yさん:生命誕生の真理を知ったのが小学校の早い時期で、ケーブルテレビの番組ガイドの後ろの方にアダルトチャンネルがあって、そこに書いてあったキーワードをパソコンで検索したら、色々と知ってしまった。その流れで、小学4年生の時に、南波杏さんというAV女優を好きになった。この人の写真、好きだなあって。アタシ、可愛い人が際どいことしてるのが良かったんだよ。

 

ペー:その頃から、開発活動――つまり、セルフプレッシャーを?

 

Yさん:それはその前から。幼稚園くらいのとき、さすってみたら「気持ちいい」ってのがあって。でも、当時はそれがエロいこととは知らなくて。自慰っていう文脈ではやってなかった。

 

ペー:アダルトな情報に出会って、積極的に開発に取り組むようになりました?

 

Yさん:うーん。そんな気もする。そうだね。ほかの人のこと知らないけど、性への興味が旺盛なんだろうね。でもそれは、シモネタトークが好きっていうことであって、大勢の人と関係を持ちたいってことではない。

 

ペー:将来の夢とかありますか?

 

Yさん:卒業しても学生ノリのおバカなブログを続けていきたいと思ってる。あとは、子供2人を産んで、彼らを私立の中学校に行かせることが目標ですかね。

 

Yさんの話から、ブログ執筆を目標の自己=「面白い人」になるための手段として用いていることがうかがえます。ただし、その理想の自己は真の理想ではなく、あくまでも憧れは「キラキラ女子」。キラキラ女子になれないからこそ、代替の目標を設定し、それに近づこうと行動を起こしているといえるのではないでしょうか。

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今回のインタビューで僕が一番興味を抱いたのは、Yさんの人生の最終目標。小さい頃から「一味違った人」であり続け、今なお「面白い人」を目指し続けているYさんですが、最後に語っていたのは「子供を私立に通わせたい」という、シンプルでポピュラーな夢。世の中の女性にとって、母として子を育てるということが、いかに大きな意味を持っているのかを、Yさんを通して実感しました。